新作のご案内+さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポを2回読んでみて
お世話になります。皐月シオンです。
遅ればせながら、「小説家になろう」に新作を投下しました。
紫陽花と書いて「あじさい」と読みます。文学フリマ短編小説賞に一応参加しています。ぜひご覧くださいませませ。
さて、実はamazonにこういうものを注文しました。
★さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ 著:永田カビ https://www.amazon.co.jp/dp/4781614426/ref=cm_sw_r_tw_dp_.YsBxbXCR5883
大人なのに女児服着ているのモデルの一人漫画家の永田カビ先生がpixivでレズ風俗レポ漫画を投稿されていたアレです。いっちょ前にアマゾンでレビュー投げたりしているんですが、10分で1回めは読みました。元々読むのは早いです。その分頭から抜けるのも早い。
で、2回目見ました。
単刀直入に申し上げます。
おもろいやろ!!
あ、今は福岡県民ですが6年前まで大阪の香里園にいてましたので、つい関西弁が出ました。エセ関西弁きしょい言わんで
もちろん、受け取り手によってはレズ風俗レポじゃねえよぷんすか!と思われる方もいるかもしれませんが、やっぱりこういう切り口のレポは嫌いじゃないです。よく言うでしょ?意見には個人差がありますって。
何よりも自分のことをここまで出すってことはなかなか難しいことだと思うんですよね。著者と母親とのくだりもそうなんですけど、挫折と絶望を味わうことって日常生活じゃ当たり前の事なんです。ただ、人によってはある一部分を否定されただけで、自分は全否定されると感じることってあるんですよ。そう考えると、純粋で素直ないい子なんだなと感じました。それ故、ふとした挫折と絶望で大事故に繋がって、心を病んでしまったのかもしれません。
それをどう捉えるかというのは、「個人の良識」の範疇になるのでここではあえて言及しません。
ただこういうことが言えるんじゃないかなと思うんです。
他人の心にズケズケと足を踏み入れるような厚かましい人間にナイフを向けても刃毀れするか、相手に向けたナイフが刺さらずに四方八方にチリチリになってしまうもの。だけど繊細でナイーブな人にナイフを向けると大惨事になります。
amazonのレビューを見ていると何か違和感があったので、合わせて描かせていただくと、あまりLGBTとか同性愛とかは関係無いような気がします。
むしろ根底にあるのは「承認欲求」だと思うんですよね。
それは著書の中で言及されているのですが、筆者が求めていたのは承認欲求だったんじゃないでしょうか。誰かに認めてもらう事が生き甲斐だったとすれば、例えばコスプレイヤーやYoutuberとかもそういう気持ちが根底にあるんじゃないかなと思います。
(更に言えばそれをいい方に活かすも悪い方に振れるも当人次第ということを補足します)
誰かに認めてもらいたいという気持ちは決して悪じゃないんですよね。道さえ間違えなければ。
それはロックンローラーだって政治家だって、みんな根底にあるもんは一緒なんじゃないかなと思うんですよ。
ただ著者には著者のやり方があると思うし、他の人は他の人のやり方があると思う。一番大事なのは「認めてもらいたい」という気持ちと、「お互いを認める心」に行き着くかもしれません。
そうそう、求めるだけじゃダメなんですよ。Give and Take.与えることも必要なんです。どちらか一方通行ではなく、相手の心を推し量る、忖度も必要なんですよね。
本筋とかけ離れてしまいましたが、2回読んでみての感想を無駄に徒然と並べてみました。
大変良書です。星3つでございます!